お知らせ

新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。令和四年の輝かしい新春を迎え、謹んでお祝を申し上げます。

昨年中は組合員の皆様をはじめ、地域の皆様方そして関係機関・団体の皆様からJA並びに㈱JAシンセラに対し多大なご支援、ご協力を賜り衷心より深く感謝申し上げます。

新型コロナウイルスの感染者数は減少傾向にありますが、新たに変異株のオミクロン株が11月30日に国内で初めて確認される等、まだ予断を許さない状況であります。

さて、昨年を顧みますと、長引く超低金利政策により信用・共済事業は大きく影響を受け、収益の減少を余儀なくされており、この対策として令和年3年4月から四支所を拠点とする新体制を敷き、費用の削減に取り組みました。また、コロナ禍で消費の減退を招き、特に販売事業や旅行事業がその影響を強く受けました。JAを取り巻く事業環境は益々厳しさを増しておりますが、組合員と共にこの難局を乗り越えるため、最善を尽くして参ります。

営農部門におけるのリンゴの輸出事業は、平成21年のタイを皮切りにこれまでベトナム、台湾、香港、カナダなどの国と地域へ取り組んでおりますが、新たに一昨年の2月4日、アメリカへ輸出しました。リンゴのアメリカ輸出は日本では11年ぶり、岩手県では実に24年ぶりとなります。

一方で、4月の異常低温により凍霜害が発生し、特にリンゴを中心に大きな被害を受けました。その対策として7月上旬、りんご部会長と共に、盛岡地方広域振興局・盛岡市・矢巾町・紫波町に対し、生産者への支援要請活動を行い、行政から支援を受けることになりました。JAでは果樹園への農薬代助成や被害果販売にかかる経費助成等の支援策を講じました。また、令和3年産の米価大幅下落に対し行政とJAが生産者へ支援し、さらにJAは、組合員の次期作への生産意欲の喚起を図るため、肥料高騰対策として令和4年産水稲用窒素・基肥・側上肥料・追肥の予約購入代金の7%助成などの支援策を講じました。

このような中、新たな取り組みとしては、JA岩手県中央会の指導のもと、JA管内でホームセンターのDCMホーマック6店舗を展開するDCM㈱と7月21日に事業連携契約を締結しました。ホームセンターとJAの事業連携は全国で6例目、県内では初めてとなり、今後も組合員や地域住民へのサービス向上を目指します。

環境や状況に応じたJA運営を心掛けて参りましたが、今後においても組合員の所得増大・農業生産の拡大を基本に、地域農業の振興と組合員・利用者へのサービス提供を通じて地域の活性化に貢献できるよう、本年も役職員一丸となって総合力を発揮して参る所存でありますので、皆様のご支援ご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げまして新年のご挨拶といたします。

令和四年 元旦
岩手中央農業協同組合
代表理事組合長 浅沼 清一

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