子ども食堂に農産物提供
JAいわて中央青年部は子ども食堂へ農産物の無償提供を始めました。7月23日には盛岡市本宮のこども食堂せいなんを訪れ、子ども食堂を主催する盛岡みなみ教会の大塚史明牧師と妻の朗美さんに農産物を贈呈しました。
青年部では地域の未来を担う子どもたちの健全な育成の支援と、食の大切さや農業が果たす役割、地場産農産物のすばらしさを伝えるために農産物の提供を始めました。取り組みにあたっては6月の役員会で子ども食堂の担当者を招いての勉強会を行い、管内の子ども食堂の取り組み状況と課題を学びました。その後、盟友間で呼び掛けてズッキーニやトマト、キュウリ、米、メロンなどの農産物を集めました。農産物を受け取った大塚牧師は「皆さんが心を込めて作った農産物をたくさんいただけて感謝の気持ちでいっぱい。生産者の顔を直接見ることができて本当に嬉しい」と話しました。同日の夕方には同食堂にて贈呈した農産物を使った夏野菜カレーやサラダなどの食事が約50人の来場者に振る舞われ、青年部も一緒に味わいながら交流を深めました。ご飯を食べた小学生は「ピーマンが嫌いだったけど今日のピーマンはおいしい」と話し、保護者は「珍しい野菜なども入っていて、おいしくいただくことができました」と笑顔を見せました。
青年部では今後、年3回程度管内の子ども食堂へ食材提供を行っていく予定です。佐藤勉委員長は「子どもたちがおいしく食べている姿を見ると生産者冥利に尽きる。今後も継続して取り組んでいきたい」と意気込んでいます。