トピックスレポート

北田晴男さん・富士子さん 農林水産大臣賞受賞

盛岡市黒川の北田晴男さんと妻の富士子さんはこのほど、公益財団法人中央果樹協会が主催する第21回全国果樹技術・経営コンクールで農林水産大臣賞を受賞しました。2月21日には岩手県庁や盛岡農業改良普及センターなどを訪れ、受賞報告を行いました。

表彰は、果樹の生産技術や経営方法等において他の模範となる先進的な農業経営体を表彰するもの。最高賞となる農林水産大臣賞は北田さん夫妻を合わせて全国で4経営体が受賞しました。

北田さん夫妻は長男夫婦、長女を含めた家族5人でリンゴ295a、水稲153aを栽培。家族経営協定を結び就業条件や役割を明確化しています。ふじの葉とらず栽培を行い、全果実について蜜入りの程度をセンサーで測定しながら販売している他、特別栽培による樹上完熟リンゴとして盛岡市のプレミアムブランド品の認定を受けるなど、食味を重視した生産販売を展開しています。さらにジュースやジャム、ワイン、ゼリーなどの加工品へも積極的に取り組み、規格外のリンゴを有効利用しています。また、築130年の米蔵を改装した簡易宿泊施設を開設し、リンゴや米の農作業体験も受け入れていることなどが評価されました。

北田晴男さんは「若者が憧れる『ゆかい・ゆとり・ゆたか』な農家生活を築くことをスローガンに掲げてやってきました。この受賞を励みに、これからも地域を盛り上げていきたいです」と喜びを語りました。

 

岩手県農畜産物価格安定基金協会の久保憲雄会長(右から2番目)と全農岩手県本部の畠山俊彰本部長(右)に受賞を報告する北田ご夫妻

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