リンゴ栽培指導会 凍霜害被害顕著に
JAでは5月12日、13日の両日、管内の各地域でリンゴ栽培指導会を開きました。
盛岡市黒川で開いた現地指導会には生産者、JA担当者ら15人が参加し、凍霜害の被害状況と今後の管理について情報を共有しました。4月に発生した凍霜害の影響が大きい場合の摘果作業は、あら摘果による着果量は多めに確保し、樹勢のコントロールを図ることを確認。例年は活用している摘果剤の使用も園地の状態を十分に考慮することとしました。担当者は「摘果は被害状況を確認しながら、被害の少ない場所から作業を進めてほしい」と適期作業を呼び掛けています。
管内では、4月に広範囲で発生した低温の影響で、果樹を中心に凍霜害が発生しました。JAの主力品目であるリンゴではサンふじや「シナノゴールド」などの晩生種を中心に被害が多く確認されており、作柄への影響が懸念されています。気象経過として4月6日から12日及び23日から27日の期間に最低気温が0度を下回る日が続いたため、最も霜に弱いとされる開花直前の降霜により、中心花の障害や雌しべの褐変が確認されました。

