トピックスレポート

凍霜害の事後対策を確認 リンゴ現地指導会

JAいわて中央は6月9日、10日の両日、管内16会場で令和3年度3回目のリンゴ現地指導会を開き、摘果の留意点や病害虫防除のポイントを確認しました。

生育状況は4月に発生した凍霜害の影響で結実率が平年を下回っており、特に中心果結実率は定点観測圃場で平年差が50%となる品種も見られています。また、果実肥大はおおむね良好なものの、サビ果や奇形果などが多く確認されています。

10日に紫波町古館の園地で開いた指導会には、生産者やJA担当者17人が参加。凍霜害の事後対策について、盛岡農業改良普及センターの担当者は「中心果の果梗が側果より短い場合は、果梗の長い側果を利用してほしい。中心果でも果梗が短いものは生育に影響が出る可能性がある」と話しました。また、被害が著しく着果量が少ない場合は本来摘果する果実を残し、樹勢のコントロールを図ることも呼び掛けています。

現在、JAでは担当者らによる凍霜害の被害調査を進めています。8日には、畠山進常務が園地で被害状況を確認し、「被害状況を確認し、次期対策も含めて支援していきたい」と話しました。

園地を視察する畠山常務㊧

ページの上へ