トピックスレポート

小麦初検査 全量一等に格付け

JAいわて中央は7月7日、JA赤石倉庫で令和3年産小麦の初検査を行いました。検査した「銀河のちから」17tと「ゆきちから」86tが全量1等に格付けされ、好スタートを切りました。

検査前の式典にはJAの農産物検査員のほか、実需者など約50人が参加。浅沼清一組合長は「今年は降雪量が多く影響が心配されたが、順調に生育が進み、収量・品質ともに期待できる。これも生産者の病害虫防除等の日頃の取り組みが良い品質に繋がったのではないかと思う。全量1等を目指して、検査員の皆さんには事故のないように検査を行っていただきたい」とあいさつ。高橋長栄JA小麦生産部会長は「コロナ禍により生産者同士の意見・情報交換ができない中であったが、各自経験を活かして栽培に取り組み、天候にも恵まれ刈り取りを迎えることができた。JAいわて中央の小麦がブランドとして定着していくように、オール1等の品質を目指して取り組んでいきたい」と話しました。

令和3年産小麦は、天候にも恵まれ適期に播種を行うことができ、出穂から開花までも平年並みに推移。その後の追肥作業や赤カビ防除作業も適期に行い、たんぱく質の含有量の向上と病害防除の徹底に努め、品質・収量ともに良好です。

管内の収穫面積は1,221ha(「ゆきちから」890ha、「銀河のちから」76ha、「もち姫」60ha、「やわら姫」195ha)で、収穫量は3,300tを見込んでいます。主に県内の製粉業者に出荷され、品種特性に応じて麺やパンなどの原料として使用されます。

検査員は外観や病気の有無、水分率などをチェックします

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